鯨肉の値上げ検討 水産庁、捕獲数の減少うけ
水産庁の成子隆英・遠洋課長が15日記者会見し、調査捕鯨による鯨肉の販売価格の引き上げも検討する考えを明らかにした。終了した南極海での今季の調査捕鯨は、反捕鯨団体による妨害の影響で、捕獲頭数が551頭と目標の6割にとどまったためだ。
鯨肉は夏から販売する。毎年、販売代金50億~70億円を翌年の調査資金に回しているため、資金が不足する可能性がある。成子課長は「資金繰りに影響が出ないようにしないといけない。値上げも選択肢の一つ」と述べた。
昨季も船舶火事などで捕獲頭数が減った。増収策としてミンククジラの卸値を昨夏、平均約7%引き上げた。再値上げすれば、消費に影響が出る可能性がある。
同日の会見には、調査担当の石川創・日本鯨類研究所調査部次長も同席。同海域を調査した一昨年に比べ、小型のクロミンククジラの確認件数が減り、オーストラリアでホエールウオッチングの対象となっている、やや大型のザトウクジラが増えたという。
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